いっしょに考えてみませんかpart3振津かつみさんを囲んで(1/28)報告

 1月28日に、三田さえ子さん(きんじょすくいの会)主催で開催された
いっしょに考えてみませんかpart3振津かつみさんを囲んで」の吉田貞子さんによるレポートを「子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク」サイトから転載します。


<振津かつみ 兵庫医科大学の臨床遺伝部非常勤講師(チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)
— チェリノブイリ救援の経験からフクシマを考えるー の講演内容から健康調査に関する概要>

 *以下、断言的に書きましたが、先生の見解です。
「こう考えていいと思います」と内科医の立場からおっしゃっておりました。
講演だけでなく、私が直接お聞きしたことも記載しました。

○しきい値はないが、年間1mSv被曝すると生命に危険のあるガン発生率が1万人に1人。
 脅威や恐怖を強調するのは、問題。チェルノブイリでは、5年間ほど何の対策もなかった地域があった。
100万人に1人でも、数の多さが問題ではなく、原発の放射線によってガンになる方が増える事が問題であり、
しかも一人ひとり個別に見ると、原発によるものかどうかはわからない。
ガン以外の通常の病気(疫学的な病気。見分けがつかない)の発生率も上がる。
○「放射線管理区域」
(0.6μSv/h、4万Bq/㎡)以上の汚染地が福島県土で半分以上、汚染地住民は福島で100〜200万人(160万人)、全
国で約400万人が該当している。
○「直ちに健康上に問題ない」から、「何もしなくてもよい」と言うレベルのものではない。
○放射線が身体に影響を及ぼすものだと言うことは普通の医者ならわかること。
○放射線の晩発性健康影響/被害は、低い線量域も含め、線量に応じた頻度で生じる可能性がある
○子どもたちへの健康影響は成人より感受性が高い
  胎内で被ばくした胎児は後に白血病や癌(脳腫瘍)を発病するリスクが高いことが分かっている。
○国の責任で全ての被災者に「健康手帳」の交付をすべき。
「被災者」の規定は、線を引くのは難しいが、「管理区域」以上は当然。
「管理区域」は法的に健康調査が義務付けられている。
日本は法治国家なのだから、その内容を遵守させるべき。
○健康調査の内容は、何のためにやるか、目的・意義を明確にする。
*ホールボディカウンターは、現在の被ばく量を測るベースライン。1回測っただけで意味がない。定期的計測が必要。
今年は高かったから、食事とか線量を上げないように気をつけよう、という風な生活の目安にするもの。
糖尿病の方が、「血糖値が高くなったから食事に気を付けて」というイメージ。
*甲状腺調査は、早期発見のためのもの。
早く見つけて対応すれば、命を落とすことは避けられる。
すぐに発病するものでないから、継続的に検査が必要。
小児の甲状腺癌は非常にまれな癌。
しこりはよくあるもの。今回の放射能汚染との関わりは、現時点で不明。
でも心配なのは当たり前。経過観察の体制を整えること。
*積算線量計は、現在の環境放射線量を把握するもの。
測って終わりでは、意味がない。出来るだけ環境放射線量を低くする努力が必要。
*尿検査は、体内の放射能が出るので、体外排出には個人差があり、体内被ばく量の推計が困難か。
○年1回の健康診断体制をしっかり取っていくことが必要。
内容については、管理区域を準用と、やはり福島の健康調査を参考にすべき。
今後福島で活動している方と連携し、その内容を精査していくべき。
○保養の効果
 1,被ばく量を減らす、2.ストレスの解消。ベラルーシは1カ月。
どの位の日数でどんな効果があるというものではないが、
2泊3日でも安全な環境で仲間たちと語り合うなど息抜きの効果はあると考える。
○食品の安全基準
 4月から100Bqになるが、年間1mSvを基準としている。これは内部被曝のみの計算で、外部被爆を入れていない。10Bqにしてほしい。生産者との信頼関係は、放射線量を表示してもらうこと。

◆◆関連があるかもしれない投稿

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - いっしょに考えてみませんかpart3振津かつみさんを囲んで(1/28)報告
Share on Facebook
Bookmark this on Google Bookmarks
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on @nifty clip
Bookmark this on FC2 Bookmark
Share on GREE

カテゴリー: 日々   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">