「市長さんこんにちは」報告(岩沼)

リアルタイムで情報や、放射能に関する取り組みを紹介していただいている「放射能から岩沼を守る会」のブログからの、岩沼市長との面会のレポートが更新されました。

以下は転載です。こちらが原本です。(放射能から岩沼を守る会)

岩沼市の「市長さんこんにちは」報告
(12月18日(火)開催)
市長さんと放射能から岩沼を守る会との懇談会の様子を報告します。市民と市長が直接話し合えるという点で、こういう機会を与えてもらったことに感謝します。最初は岩沼市の市政全般について井口市長から説明がありました。次いで、主に、給食に関する、こどもたちの立場にたった政策実行」について以下の4項目の提案について懇談しました。

(1)米、パン用小麦、牛乳等の給食食材の産地等データの公開

(2)緊張感のある庁内体制づくり(例 放射能対策室 )

(3)給食食材の事前検査の実施 

(4)給食食材の事後検査 より精密な検査

(参加者)放射能から岩沼を守る会からは11名参加
岩沼市からは10名参加 岩沼市長井口経明他、務部部長、市民経済部長、健康福祉部長、生活環境課長、子ども福祉課長、教育総務課、水道事業所長、さわやか市政推進課課長、担当。

(結果)4項目の提案について、今後、担当部署に、どんどん具体的な提案をぶつけていきたいと思います。
子を思う母親の気持ちよ、行政に届け!! 小さな野火があちこちに散らばっていても、いずれ野原を焼き尽くすほど大きな炎に!  

市長の発言(市政報告の一部とやりとりの部分)と母親の発言等の抜粋を以下に掲載します。(長文になります。 提案資料等は省略。内容については完全な聞き取りでないので、聞き間違い等あればお許し下さい。


代表 小川栄造)—————————————————–


放射能対策について

井口市長

岩沼市では、大局的にみて特に問題ない。専門家の意見も聞いても問題にない。チェルノブイリを研究している先生からも岩沼は数値上問題ないと聞いている。中には水が 阿武隈川からの取水を止めるべきだという意見もあるが、市としては安全を確認している。市として、仙南仙塩と阿武隈川の両方でやる。 仙南の方は通水管事故があって供給できなかったことがある。その時、岩沼では供給できた。迂回路のループができた暁には、そちらの方、南部山一本に。一方、水源地の放射線量はどうか。水道水の安全性は確認している。市としては南部山と阿武隈川の2つの水源を用いたい。 

いろんな検査を十分すべきだという意見もあるが、それぞれの食品は国や県の方で対応してもらっている。トータルとして、岩沼市でやれる分はやる。あまり過剰になっていけない。

 ただ、もう一方で、これからの子どもへの影響だが、それについては子どもの健康については、メディカルメガバンク構想がある。いろんな意見もある。ある議員は反対しているが、我々としては、健康調査は大変良いと思っている。調査の中身は問題もあるが、通常の健康状態、これら環境影響も十分調べられる。もうひとつ、岩沼で生まれた親子で協力してもらって、10数年間、エコチル調査をする。放射能の影響があるかどうかも調べる。岩沼の子どもに、そういう調査ある。

市の専門の先生や県の審議会から意見を聞いている。今の段階で、どうのこうという問題はない。いたずらに不安をあおってもいけない。かといって、みなさんのような専門に取り組まれている方から見れば、よその例を見ながら、岩沼市の取り組みは甘いと言われるかもしれないが、意見を聞かせもらい、市として可能なことはやっていきたい。今の状況では大局的に、今の状況は問題ない。健康調査もやる。いろいろな意見があり、すべてを取り入れるのも難しいという状況を理解いただきたい。

―――――

4項目提案への回答

井口市長

 4項目の提案をいただいた。最終的には私が責任をもって決めなければならないが、担当部で考えているので、その点に沿って岩沼市として進めていきたい。ただ、岩沼全体として今の放射線量では、特に問題ない。この点は皆さんと考え方が大きく違うかもしれないが、いろいろなデータから見て。

 ただ、個々にみれば、例えば、キノコとか課題はあるが、大概のものは検査しているので、とりわけ岩沼市としては今、行わなくても良いと思っている。せっかくの提案であるので、担当の部署で十分吟味する。

対策室の体制ですが、特に専門部署を置く必要はない。今の生活環境課引き続き行えばよい。いかにも、対策室もみせかけのところがあるし、そんなことは意味がない。今の体制で十分やれないところがあれば問題だが、今の段階では十分と思っている。震災復興のなかで職員も足りないなかでやっている。

 緊張感をもってやっていないというクレームだが、緊張感をもって十分対応しているつもりだ。思ってもらえないとしたら、なお対応しなければならない。今の段階では今の状況で改めて専門部署を設ける考えはない。

なお、いろんな意見をいただいて、担当が必要と考えるなら考慮する。今の状況では食材検査については、どうのこうの対応することはないと今の段階では思っている。せっかくですから、いろいろと聞かせていただいて、岩沼市と市民の命を守るために、こういう部分が必要ならば、担当と十分話をしながら進めて行きたい。

井口市長

残念だが、皆さん以外は放射能の意見を頂いていない。注目しないといけないが、全体で変化があれば対応するが、全体としては問題ない。ごくごく少数の学者と大多数の学者の意見が違う。歴史が証明するかもしれないが。我々の力でどうなるか? 個別に思う人はいるが、大多数の人はそう思っていない。

母親の発言-1

市役所に電話することも大変なこと。電話できない母親が沢山いる。日々の食事にも困って、遠い親戚から送ってもらったとか。西小のクレームでも、なんの食材なのと心配している人は多い。市長さんに声が届いていないだけで、多数います。食材を使っているか不安を抱えている人は数多くいる。電話するにも緊張して恐い。教育委員会に電話しても、その都度、「大丈夫、安心しろ、気のせいだ」とうまくあしらわれて 泣きながら電話する状況なんです。

井口市長

我々は、自分たちで考えてお話している。しかも、大多数の人はどうなんだろう?と考えざるを得ない。残念ながらこちらのほうで選択せざるを得ない。全ての人に安心していただけないといけないが、現実問題は難しい。水道水は気にかかることだ。放射能の水が流れ込んだのに、なんぜ水道は大丈夫なんだろうと思ったが、説明を受けるなかで溶けこまないと話を聞いている。

流通しているものは一応検査をやる仕組みになっている。疑い出すときりがない。地場のものについては一応 測る手立てを講じている。それと、もう一方ではあまり、神経過敏になることはどうか? また何かおこった時とりかしがつかないが、専門家の意見で考えざるを得ない。いろいろなアドバイスをもらっている。阿武隈川の反対側でどうなんだ、岩沼は絶対大丈夫と聞いている。すべての人に納得してもらうのも難しい。また、どんどん不安をあおっていただいている人達もおられるので、なかなか対応しにくい。

給食食材の事前検査をやらない理由?

井口市長

宮城県でも大多数の市町村は給食食材の事前検査をしているということだが、大多数がやっているからやるということでもないと思っている。岩沼なりの判断でやっている。

もうひとつは、だとすれば、議会でもいろいろ意見をほしい。残念ながら、今の段階で放射能関係を取り上げるのは、ほとんどひとり議員だ。多くのみなさまに意見を頂いて、岩沼市独自の対策を立て対応するのだったら、そこで発言していただけたら。

母親の発言-2

中学校のお母さんたちで署名を、1日100名近い署名を集めたこともある。みんな心配している方ばかりです。娘に関しては心配して健康に注意し、食材、水等の情報を得ているが、先日、娘のエコー検査と血液検査をやったが、甲状腺に「のう胞」が見つかった。身近なお母さんたちの自主的に検査した方の中でも見つかった方がおられる。なので、市の職員や市長さんも母親が心配しているのと母親と同じような愛情で真剣に考えてほしい。少数、少数と言われるが、私たちの知っているかぎり、お母さんたちは心配している。その辺を考慮してほしい。

井口市長

全部つかんでいるわけでないので、担当のほうに任せてある。今日は教育委員会が開かれているので(注:教育委員会 教育長、教育総務課課長は欠席)出席している担当が報告して 話を聞かせていただいて教育委員会として方向付けする。また、保育所等については健康福祉部のほうへ言っていただきたい。話を聞かせていただいて、やる分は大いにやるとすればやります。担当に言って下さい。担当のやる気のあるものについては、是非やる。 

10年、20年先をみると心配の部分もあるが、思いが伝わらないと言われるが、ただ、歴史的にみても問題ないと思う。先生方の話はそうだ。鎌田實医師からも、岩沼は特に問題ないといただいている。皆さんの学習会の先生は相当心配しているのだろうが、我々としても心配しないわけではない。具体的に市でやる場合、確信を持ったものしかできない。人の命nかかわること、なんでもやりたいけど、現実は簡単にはいかない。 人の問題、お金の問題や技術の問題がある。

実は腹たっているのは、一番悪いのは情報がいい加減だった国や東京電力だ。我々は何故こんなにやらないといけないか? 最終的には市町村の責任になるから、お金や人を回してもらいたいけど、少しでも期待どおりにできるかもしれないが。

また、市の独自の検査をやっていないのは、担当なりの考えもあると思うので、話を聞いていただきたい。疑問があればぶつけていただいて、結果についてはまとめて話を聞かせて欲しい。担当の方で聞かせていただきたい。 

母親の発言-3

子どもは、給食が大好きで、毎日おかわりをして帰ってくる。普通のお母さんです。給食には全部が入っているんだね。感動して教えてくれました。子どもたちから絶大の信頼を得ているんだなと改めて思い、それを伝えたくて来ました。今後ともよろしくお願いします。

 

母親の発言-4
岩沼の野菜が駄目だとか、米がだめだとか言っているわけではない。食べ物を選べない子どもたち寄りにたって、やさしい、お金がないとか、時間がないとかをいわないで。かわいいこどもたちが毎日食べているものを作っているという立場にたって考えてほしい。よろしくお願いします。

 

母親の発言-5

教育委員会へ給食のクレームで伺ったときの話。事前検査が駄目なら、給食食材の仕入れ先業者さんから、、仕入れの段階で証明書を頼めないか?と訪ねたら、それは生産者を裏切ることとなる。生産者の信頼を大事にしたい と言われた。学校の教育委員会が子どもを守らないで、どうして生産者を向いているのか? すごく失望した。なにをしていいかわからなかった。一番上の次長さんが来ていないし、納得がいかない。教育委員会にいるかぎり、子どもをみつめないでどうするんですかと言いたい。この気持ちを市長さんに知って欲しくてきました。よろしくお願いします。

                             

母親の発言-6

誰かを攻めるとかではなくて、母親の気持ちにそった行政をお願いいしたい。子どもをもつ母親の気持ちを理解して これからもよろしくお願いします。

 

母親の発言-7

 子どもを守ってやらないという思いが強い。放射線の危険性については沢山の本が出ている。推進しようという人もいるし、1ベクレルでもいやな人もいる。活きている細胞の10万倍の力、放射線は低くても被害がでる。チェルノブイリの研究では、いくらレベルが低くても被害が出てますよと多く書いてある。そんな幅広い範囲のなかなので、少なくとも、危険なものは危険という側に立ってほしい。市役所の方もそちらサイドの勉強をお願いしたい。幼児は4Bq/kg以下を食べさせないと、どんどん蓄積されていく。これから先、小さい子ども達のために、一番精度の良い機械で測ってほしいことをお願いする。

井口市長

 子孫まで影響がないようにしなければならないのが行政の仕事。不十分な点は多々あるが、いろいろと意見を聞かせていただいて、やれるところはやりたい。やれることはやるように。 

予算も何千万というもんでないと思うので、予算をどうあれ、捻出できるのでは? 教育委員会等、正直やりたい部分があって遠慮している部分があるかもしれない。担当の方にどんどん言って下さい。(ここで市長退席) 

母親の発言-8

子ども達は本当に喜んで給食を食べている。安全かどうか、どういうものが使われているか?自分の子どもに食べさせるのは自分たちが確認したい。子ども達は喜んで食べている。安心して食べて来なさい、残さないで食べといで言教えてあげたい。お手数をあまりかけないと思うし、是非とも産地公開できる形にもっていって欲しい。

 

母親の発言-9

 教育委員会に電話して、相談したいこと、情報を欲しいことで、話をしたいので時間をとってほしいと頼んだところ、上司から許可をもらわないとだめとか、公務以外はだめだと言われた。勇気を出して電話しても、その返事では市役所は遠いところというイメージだ。不安を訴えたくても電話しにくい場になってきた。難しい言葉を並べられて 話しにくい。母親の不安を特殊な人のように言われると、とても次の電話はしにくい。市長は「そういった意見は少数で、聞かれない」言われたが、訴えたいお母さんは多い。市民の一員なので、直接、話をできる機会を作って欲しい。

             以上 読んでいただいて ありがとうございます。

◆◆関連があるかもしれない投稿


カテゴリー: 日々 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください