ホットスポットファインダーによる角田市内の測定

角田市民放射能測定室より、ホットスポットファインダーを使って、角田市内を測定した「放射線量率マップ」の写真をいただいたので公開します。
ホットスポットファインダーとは以下の様な特徴があります。(ポニー工業株式会社サイトより転載)

  • 大容量CsI(TI)シンチレータと半導体型光検出器 MPPC(マルチ・ピクセル・フォトン・カウンタ)を組み合わせた超高感度γ線検出器を搭載。
  • 応答速度が速く、1秒毎の空間線量率の変化をグラフ化し、マイクロホットスポットを確認できます。
  • エネルギースペクトル表示測定モードで原発事故由来の放射線セシウムかの確認ができます。
  • 空間線量率・測定日時・GPS データを1秒毎にデータ自動保存。
  • データを全国マップ上に表示し、放射線量率マップが作成できます。
  • GPS マップ表示モードで現在地を確認しながら線量率測定ができます。

ひとりで持って歩く、車に積んで走行する、その後のマップの作成はコンピューターのソフトで終了。今まで、膨大な時間と手間と労力が必要だった「放射線量率マップ」の作成の労力を驚くほど軽減するだけでなく、正確に測定できるため、多くの地域、測定所で取り入れられていますが、放射能汚染のある宮城県内にはまだ一台も無いそうです。
近く募金を募って「角田市民放射能測定室」に導入する計画もあります。地域にあれば貸し出ししてお子さんの通う通学路のマップを四季の変化を含めて把握できたり、市内主要施設のマップの測定が可能になります。募金が始まった際にはお知らせします。以下、角田市民放射能測定室の池田さんのコメントごと掲載します。(写真クリックで拡大します)


宮城県角田市総合体育館

測定日:2014年12月3日 徒歩による測定(地上5cm高さ)
正門脇の壁際、体育館に向かって右側、側溝のマスに高線量の所があった。
ホットスポットファインダーという名の通り、3か所のマイクロホットスポットを発見する。測定にかかった時間はぐるっと一周歩くのに20分くらい。この公園は市によって除染が終了していたはずなのだが。

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宮城県角田市中央公園

測定日:2014年12月11日 徒歩による測定(地上5cm高さ)
野球場西側に最高0.6μSvのホットスポットがあった。
道路アスファルトと側溝の隙間1cmくらいの間に生えている苔が原因。
市の広報によるとこの公園も除染は完了してるはずなのだが高線量の場所が多く残っている。
ずさんな除染作業なのか、それとも空間線量1mhで0.23μSv以下なので除染の対象外とされたのか。
どちらにしても子供たちの遊ぶ公園でこの線量は高すぎる。
これまでの経緯から気は重いが、市との交渉をしなければならないようだ。
徒歩20~30分でこんな汚染マップが出来てしまう、HSF(ホットスポットファインダー)大変ありがたい測定器だ。

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