「放射能汚染廃棄物の焼却を考える県南の会」
結成及び学習会の開催について
日頃、放射能問題に取り組まれ、心から敬意を表します。
さて、昨年12月27日、村井知事は、2回目の市町村長会議を開催し、県内保管の放射能汚染廃棄物36000トン(8000ベクレル/Kg以下)を、県内15か所の焼却炉で一斉に焼却(一般廃棄物と混焼)するため、その前段の試験焼却を年明けに開始することを提案しましたが、栗原市と登米市が「住民の不安」を理由に難色を示したことから実施が見送られました。
しかし、村井知事は、会議後、マスコミに対し「半年以内に改めて市町村長会議を開いて協力要請する」旨を言明しており、一時的な先送りであることは明白といえます。
このような中で、仙台市の市民団体は、昨年11月29日と12月21日の2回にわたり仙台市との意見交換会を開催して「焼却中止」を申し入れ、大崎市では、昨年12月10日に市民団体(6団体)が市民集会を開催し、大崎市長に「放射性廃棄物の処理方針に関する説明会の開催」を求める書面を提出しております。
そのため、県南においても『このような動きに連携・呼応する「県内一斉焼却」反対の活動を創ることが望ましい』とする気運が高まり、本日、「標記の会」を結成するための準備会を39名の方々が参加する中で開催いたしました。(1月15日)
そして、2月4日に集会を開き、そこへ参集された皆様の手で「放射能汚染廃棄物の焼却を考える県南の会」を結成していただき、それを母体に「県内一斉焼却」に反対する活動を創り、子どもと住民を放射能汚染廃棄物焼却による「追加被ばく」から守るための取り組みを進めて行くことを協議し決定しました。
また、当日の後段に学習会を開催し、「焼却炉のバグフイルターで99.9%の放射性セシウムを除去できるので安全」とする県の主張には科学的根拠が無く、「一斉焼却」は、放射性セシウム等を広範囲にまき散らし、内部被ばくを招く危険な方法であること等について学ぶこととしました。
つきまして、今回、以上の経緯に基き、皆様方にご案内を申し上げる次第ですので、何卒、趣旨をご理解いただき、ご出席たまわりますよう心よりお願い申し上げます。
記
日 時 平成29年2月4日(土)午後1時30分~午後3時30分
場 所 大河原駅前オーガ2Fイベントホール (受付は、午後1時から)
参 加 名取市、岩沼市、角田市、白石市、亘理町、山元町、丸森町、七ヶ宿町、
蔵王町、大河原町、柴田町、村田町、川崎町の団体や個人の皆様(左記以
外の地域の希望者は、オブザーバー参加可です)
参加費 一人 300円(会場費、資料費、連絡費等)
内 容 (第1部)「県南の会」結成(13:30~14:30頃まで)
「放射能汚染廃棄物の焼却を考える県南の会」結成について(仮称)
(第2部)学習会(14:30~15:30頃まで)
テーマ「放射能汚染廃棄物焼却問題の現状と私たちの課題」
※できるだけ質問の時間を設ける予定です。
講 師 中嶋 廉氏(宮城県議会議員)
申 込 下記申込書にご記入のうえ、FAX、メール、電話等にてご連絡ください。
連絡先 準備会代表 長谷川 進(大河原町放射能問題連絡協議会代表)
(住 所)〒989-1201 柴田郡大河原町大谷字見城前57-22
(FAX)0224-53-4734 (携帯)080-1801-7219
(メール)ogawara_hoshano@yahoo.co.jp
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